咳が続く…ただの風邪だと思っていませんか? 今、全国で**「長引く咳」が特徴の感染症**が再び増加傾向にあります。特に、生後2カ月までの赤ちゃんにとっては命に関わる危険もあることから、専門家たちは警戒を呼びかけています。
全国で再び増加傾向…1週間で1792人が発症
2026年5月11日までの1週間に報告された長引く咳を伴う感染症(百日せき)の患者数は、全国で1792人に達しました。これは2週ぶりの増加であり、今後さらなる流行も懸念されています。
都道府県別では以下のような状況になっています:
福岡県:110人
兵庫県:109人
東京都:92人
地域差はあるものの、全国的に広がりを見せているのが現状です。
「百日せき」ってどんな病気?咳が100日も?
この症状が「百日せき」と呼ばれる理由は、放置すると約3カ月(=約100日)間も咳が続くことから。特にワクチンを接種していない赤ちゃんや、免疫が低下した大人がかかりやすいとされています。
大阪の小児科医によると、
「赤ちゃん、とくに生後2カ月までは特に危険で、重症化や命のリスクもある」 とのことです。
咳の特徴は?「普通の風邪」とどう違う?
初期症状は鼻水や軽い咳など、普通の風邪と見分けがつきません。 しかし1〜2週間が経つと、激しい連続的な咳が出始め、夜間に特に悪化する傾向があります。
「百日せきの咳は『コホン、コホン』と何度も連続して続き、息が苦しくなるような感じになります」
小さい子どもほどこの特徴的な咳が強く現れ、呼吸困難や食欲低下、顔色の悪化が見られることも。
なぜ今、再び流行しているのか?
もともと百日せきは季節を問わず発生する病気ですが、近年は以下のような背景から感染拡大が再び目立つようになっています:
子どもはワクチン接種があるが、大人は再接種しないため免疫が低下
大人は症状が軽いため、気づかずに他人へうつす可能性が高い
マスクの習慣が薄れたことで、飛沫感染しやすくなった
インフルエンザや他のウイルス感染も再び増加中
大人が無自覚に菌をまき散らし、それが赤ちゃんなど免疫の弱い層に届いてしまうのです。
赤ちゃんを守るには?家庭でできる対策
百日せきの主な感染経路は「咳やくしゃみなどの飛沫」。そのため、家庭内でも以下の点に注意しましょう:
手洗い・うがいを徹底
咳のある家族はマスクを必ず着用
赤ちゃんの周囲ではむやみに咳をしない、触らない
気になる咳があるときは早めに医療機関を受診
特に、生後間もない赤ちゃんに接する機会がある家族は、自分が感染源にならない意識が重要です。
まとめ:見過ごされやすい「しつこい咳」に注意
「少し咳が出るけど、大丈夫だろう」と思っているうちに、実は周囲の大切な人を危険にさらしているかもしれません。百日せきは、子どもにとって命に関わる可能性もある感染症です。
特に赤ちゃんがいるご家庭では、「いつもと違う咳」に早く気づくこと、そして家庭全体で予防に取り組むことが何よりも大切です。
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