「77%もの医療従事者が離職を考えている」――。全日本自治団体労働組合(自治労)が実施した衝撃的な調査結果が、公立病院を中心とする医療現場の深刻な実態を浮き彫りにした。
地域医療を支える1万人超の声
自治労は昨年11月から今年1月にかけ、全国47都道府県の公立・公的医療機関で働く看護師や臨床検査技師ら10,434人を対象にWEBアンケート調査を実施。3月5日に東京都内で会見を行い、その結果を公表した。
回答者の内訳は女性76%、男性23%。年代別では40代が31%と最多で、30代24%、20代21%と続く。職種別では看護師61.3%、臨床検査技師5.1%、事務系4.7%など多岐にわたる。
離職意向が過去最悪レベルに
"現在の職場を辞めたいと思っていますか?"という質問に対し、「常に思う(13%)」「しばしば思う(22%)」「たまに思う(42%)」と答えた割合は合計77%にも上った。これはコロナ禍中の2021年に実施した前回調査(69%)から8ポイントも悪化している。
離職理由として最も多かったのは「業務過多」(3,726件)、次いで「賃金不満」(2,291件)、「人手不足」(2,031件)。特に収入への不満は67%もの回答者が抱えており、「物価上昇に見合わない賃金水準」との声が多い。
"資格取得しても給料変わらない"専門家たちの嘆き
臨床工学技士74%、看護師73%、助産師71%という高い不満率について自治労衛生医療局長は説明する。「医師業務軽減のために技術者の役割拡大(タスクシフト)が進む一方で報酬が見合っていない。緊急呼び出し手当も未整備なケースが多い」
自由記述には「専門資格取得後も仕事量だけ増え収入反映されない」「若手優先賃上げで中堅層置き去り」といった悲痛な声も寄せられた。
"4人に1人"カスハラ被害経験者
[注目データ] 26%(4人に1人)が直近3ヶ月間でのカスタマーハラスメント被害経験あり
"日常的にある": 2%
"時々ある":24%
"周囲にある":34%(合わせて60%施設で発生)
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■業種別被害率TOP3 ①看護師33%(身体接触機会多) ②MSW(相談員)32%(退院調整時トラブル集中) ③理学療法士18% ■対策事例紹介 ✓名札簡素化(フルネーム→名字のみ)< br/> ✓警察OBによる巡回支援導入 ✓電話録音システム導入による抑止効果向上 ※東京都では4月より全国初『カスタマーハラスメント防止条例』施行予定 ■専門家警告:「このままでは地域医療崩壊必至」
診療縮小→救急対応困難化リスク↑↑↑↑↑↑↑↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
若手流出加速→技術継承断絶懸念 materializing
地方活性化阻害要因へ発展可能性有
文責:榎園哲哉(フリーランス記者)/1965年鹿児島生まれ/防衛分野や武道関連著作多数
主なハラスメント内容TOP5 (複数回答可) | ||
順位 | 内容例 | 報告件数 |
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