健康診断で「コレステロール値は正常です」と言われて、ホッとひと安心。——でもちょっと待ってください。その「正常値」、本当に安心していいのでしょうか?
実は、数値が正常だからといって、動脈硬化や心筋梗塞のリスクがゼロになるわけではありません。近年の研究では、“コレステロール値が正常でも動脈が詰まっている”ケースが少なくないことが明らかになってきています。
「正常値=健康」とは限らない理由
コレステロールには「LDL(悪玉)」と「HDL(善玉)」があります。一般的には、LDLが低く、HDLが高ければ問題なしとされますが、実際にはこのバランスが非常に重要。
例えば、LDLが130mg/dLで基準値内でも、HDLが40mg/dL以下と低ければ、動脈硬化が進行しやすい状態といえます。また、**「小型LDL粒子」**と呼ばれる質の悪い悪玉コレステロールが多い人も、数値上は正常でもリスクが高いことが分かっています。
「隠れコレステロールリスク」を示す3つのサイン
お腹まわりがぽっこりしてきた 内臓脂肪が多いと、見た目に変化が出る前から脂質異常症が進行していることがあります。
食後に眠くなりやすい 血糖と脂質のバランスが乱れているサイン。脂質異常の前兆の可能性も。
親族に心疾患の人が多い 遺伝的にコレステロールの代謝に問題があるケースもあり、数値だけで判断してはいけません。
「隠れリスク」を防ぐための3つの対策
1. 定期的な血液検査で“質”もチェック
通常の健康診断ではコレステロールの“量”しか見ませんが、希望すればLDLの粒子サイズやアポリポ蛋白Bなど、より詳細な検査が受けられます。費用はかかりますが、40代以降の人には一度の確認をおすすめします。
2. 食べ物より“生活習慣”を見直す
脂っこい食事を控えるのも大切ですが、それ以上に重要なのが運動不足・睡眠不足・喫煙・ストレス。とくに「夜ふかしとお酒のセット」は脂質代謝に悪影響を与える組み合わせです。
3. 体重よりも“ウエスト”を見る
BMIが正常でも、ウエストが男性85cm・女性90cmを超えると、メタボリックシンドロームのリスクが高まります。体重計より、メジャーをチェック。
“沈黙の疾患”は、気づいたときには手遅れ
コレステロールの異常は、**痛みも不調も出にくい「沈黙の疾患」**です。そして、気づかないうちに血管を傷つけ、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞という形で現れます。
正常値でも油断せず、「自分はどうか?」と定期的に生活を振り返ることが何よりの予防策です。
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
